アイ・ロボット

8/10

大学の卒論の研究テーマが「昆虫規範型ロボットの研究」だったためもあり、ロボットには特別な思い入れがある。さらにアイザックアシモフのロボットものは高校生のときに良く読んでいたので、冒頭に流れる「ロボット三原則」のナレーションだけでわくわくしてしまった。

おかしな言い方かもしれないが、ブリキのロボットのような旧型の雰囲気をぷんぷんかもしだしているロボット達の姿と、カンフーアクションさながらの宙返りなどの俊敏な動きとのミスマッチが斬新だった。

クライマックスで見せるロボット・サニーの人間らしいジェスチャーは最初から「来るぞ来るぞ」と思わせておいて期待通りに来てくれ、ほのぼのとさせる。僕はこういう、物語に張られている伏線って結構好きだ。

最近観た映画では一番気に入った。