地域ITベンチャー

自治体サイト・ユーザビリティ調査2003で総合1位だった柏崎市のサイトを作ったヨーズマーという会社に注目している。

柏崎市のサイトもヨーズマーのサイトもすっきりしていてとてもセンスが良い。柏崎市のサイトで斬新なのは、市の職員全員が情報を簡単に更新できるようになっている所。Web サイトは何よりも新鮮なコンテンツが大切で、それにはシンプルに更新できる仕組みが欠かせないという点をよく心得ていると思う。

ヨーズマーの会社ポリシーの以下の言葉に僕はとても感動してしまった。

情報とは、情けに報いることを指す。我々は常にそう考えてきました。困っている人を助けることができる技術。情けの深い人に感謝ができる技術。そんなことを漠然と追いかけてきました。

自社プロダクツはとても魅力的、会社案内で紹介されている社長がなかなかユニーク。グレていたという学生時代の写真が強烈なインパクトだ。

地域ITベンチャーがこれから面白い気がする。SFベイエリアというのは鹿もアライグマも出る、実は田舎だ。田舎ゆえにゆとりのある生活が送れる。満員電車は皆無、アパートの部屋もゆったりしている。そういう生活に慣れてしまった身には、人口密度も忙しさも桁違いの都会の会社で働くよりも、こうした地域ベンチャーの方が肌に合うのではないかと思うのだ。

もし日本に帰らなければならない状況になったときのために、働きたい会社の候補としてこうした地域ITベンチャーにこれから注目してみようと思っている。