ザイオン

jishiha2003-06-09


ザイオン国立公園。本日で国立公園は最後だ。ザイオンは様々な巨岩が立ち並ぶところ。切り立った崖の間を通るバージン川という川の中をじゃぶじゃぶと歩いていくNarrows というトレイルを歩く。子供を背負って重心が高くなっているので、滑りやすい石の上を歩いていくのに一苦労。三十分ほどで引き返してきたがその楽しさは満喫できた。
公園を出てすぐの Springdale という町の Zion Park Motel というモーテルに泊まったが、ここも昨日に引き続き当たり。部屋が割りと広いうえ、冷蔵庫完備というのが暑い夏にはうれしい。昼食は Tsunami Juice & Java というところの Wrap というメキシカンのブリトーのような食べ物を食べたがこれがなかなかいける。トレイルを歩いたあとには同じ店でスムージーを買ったがこれもおいしかった。夕食はアメ食から逃れたくて Panda Garden というチャイニーズレストランに入ったが、ここはやめておくべきだった。こんな競争のない辺鄙なところのチャイニーズは予想通りというか、いただけなかった。
国立公園を巡る旅はこれで一応最後で、明日はラスベガス。どの公園もそのスケールの大きさ、珍しい風景に圧倒される。$20も入場料を払う人というのはまともな人々に限られるのか、マナーの悪い人、アッパーパーな若者などが皆無なのが印象的。また、例えばザイオンの Narrows では、途中川の中に入るまでの約30分間の道のりは綺麗に舗装されていて、車椅子や我々のような子持ちが押すストローラーでも楽に歩けるようになっている。グランドキャニオンにしても各展望台をつなぐトレイルは舗装され、階段があるところはスロープがちゃんと設けられている。そういった身障者、小さい子供を持つ者に対して配慮されているところはアメリカの良いところである。階段だらけでエレベーターが容易に見つけられない、あるいは用意されていなくて、いかにも「ここは小さい子供を乗せたストローラーを押して歩くところではない」とでも言われているような東京の駅とはだいぶ違う。